VOB(ボランティアバンク)は治験の仕事が多数掲載されているサービスです。
VOBのサイト上では様々な案件が募集されていて、新薬の開発に協力する副業として知られています。
しかし、治験をしたことがない人にとっては、登録方法や仕事内容が気になるポイントです。そこで本ページでは、VOBの会社情報や登録までの流れ、報酬の受け取り方などを詳しくまとめました。
さらに、VOBを利用して治験に参加した人の口コミ・評判も紹介します。副業として治験に取り組みたい方で、VOBに興味がある方はぜひ参考にしてください。
ページの目次
VOB(ボランティアバンク)とは
VOBは、2002年にモニター募集の専門サイトとして開設されました。
製薬会社による臨床試験や、化粧品会社・食品メーカーなどの調査案件を紹介しています。一般の参加者に新しい商品の効果を試してもらいたい企業と、新商品の試験に参加したい人を結びつけるサービスです。
VOBの案件紹介数は国内最多数を誇ります。
さらに被験者の募集方法は特許取得済みのため、他のモニター募集サイトよりも信頼性の高い案件を見つけることが可能です。
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VOBは治験を実施する会社
世の中に様々なモニター募集サイトがある中で、VOBは製薬会社の治験を実施することに特化しています。
治験とは、新しく開発された薬の効果や副作用を調べるプロジェクトのことです。
病院や薬局で使用される薬は、政府による認可が必要となります。認可を受けるためには、治験で取得した実証データが必要です。
治験に特化しているVOBなら、治験が初めての方でも安心して取り組めます。治験に参加するメリットは、最新の医療を受けるチャンスがあることや、短期間で高額な報酬が貰えることなどです。さらに、従来の薬よりも効果の高い新薬の開発に協力することで、社会貢献もできます。
VOBの治験モニターでは、開始から終了まで医師と治験コーディネーターによるケアを受けることが可能です。スケジュール調整や、治験を行うにあたっての質問は、治験コーディネーターが行います。
登録の流れや実際に治験を受けるまでの手順
VOBの治験モニターに参加するためには、まずVOBのサイトに登録した後、受けたい治験選んで応募する必要があります。
VOBへの登録の流れや、実際に治験を受けるまでの手順は以下の通りです。
VOBの登録は、VOBの公式ホームページにある登録フォームから行います。フォームに入力する情報に間違いがあると治験が受けられない場合があるため、情報は正確に入力しましょう。
登録フォームで必要な情報は、名前や性別、生年月日、電話番号、メールアドレス、住所などに加えて、身長や体重、本人確認の際に必要な「秘密の質問」とその回答です。個人情報の取り扱いについての規約に同意すると、確認画面に飛んだあと、情報が送信されます。
フォームから応募した後、しばらくするとVOBのスタッフから電話またはメールで連絡が来るため、電話番号は繋がりやすいものを記入しましょう。登録が完了すると、治験モニターの案件情報がメールで届くようになります。
実際に治験を受ける際には、まずVOBの検索ページから案件を探し、ネットまたは電話からの申し込みが必要です。参加する案件の実施日時や場所が確定したら、指定されたとおりに実施機関に行きましょう。
実施機関で検査や説明を受け、治験への参加が可能と判断された場合は、参加同意書にサインを行います。疑問がある場合や参加に迷った場合は、その場でサインしなくても問題ありません。あくまでも自由意志での参加が可能です。
参加同意書サインし提出した時点から、治験モニターが開始となります。参加中に疑問や不明点が出てきた場合は、医師や治験コーディネーターに相談しましょう。
VOB(ボランティアバンク)の報酬の受け取り方
VOBの報酬は「負担軽減費」という名目で支払いが行われます。
負担軽減費の支払は「現金払い」の場合が多く、封筒に入った現金を治験を実施した会社からもらうことが基本です。一部には病院から渡されたり、銀行振込であったりと参加した治験の種類によって異なります。
支払われる金額は治験内容によって異なり、日給換算で5,000円のものから20,000円のものまで幅広いです。長期入院が必要な案件では、30万円や50万円などの高額な報酬がでる場合もあります。
VOBの案件で支払われる負担軽減費は、モニター案件の診察や治療にかかる費用や薬代を全額負担してもらえるパターンと、かかる費用の一部を負担してもらえるパターンの2通りです。
VOBの報酬の受け取り方やタイミングは案件によって異なるため、報酬に関する質問は各治験に登録する際に確認しましょう。
VOB(ボランティアバンク)の注意点
VOBの治験モニターに参加する場合には、いくつかの注意点があります。
ザックリあげるとすれば、注意点は以下の通りです。
- 登録すれば必ず治験が受けられるとは限らない
- 日誌や記録を付ける案件もある
- 現在飲んでいる薬をやめる場合がある
- 交通費は自己負担
まず、VOBに登録したからと言って確実に治験が受けられるとは限りません。
治験にあたっては、新薬の効果を確かめるために適した状態の人が求められます。身長や体重、アレルギーなどの条件が合わない場合は、その案件に応募できないことがあるためご注意ください。
次の注意点として、治験に参加している中で日誌や記録を付けるタイプの案件があります。
治験はやることがなくて高額報酬が受け取れる副業というイメージがある人にとっては、日誌や記録を毎日つける作業は大変かもしれません。案件によっては、毎日の作業が必要な場合もあるため注意しましょう。
3つ目の注意点として、治験の参加にあたって現在飲んでいる薬の中止を求められる場合があります。
新薬の効果や副作用を確認するためには、医師および治験コーディネーターが設定した条件に従うことが必要です。現在服用中の薬がある人は、治験を受ける前に参加条件を確認しておきましょう。
最後の注意点、VOBの案件では交通費が自己負担であることが挙げられます。
VOBの報酬は新薬の使用にあたって発生する医療費を負担してくれるもので、通院にかかった交通費については自己負担です。自分の生活エリアから遠い場所にある病院の治験案件は、交通費が多くかかってしまうため注意しましょう。
VOB(ボランティアバンク)の口コミ・評判
以下では、VOBに登録して治験モニターに参加した人からの口コミ・評判を紹介します。
ボランティアバンクに関する良い口コミ
「大学の夏休みにできる良いバイトはないか探しているときに見つけたのが、ボランティアバンクでした。自分の健康チェックができるのと、短期間で数万円の収入がもらえるという点に惹かれて登録してみました。
登録後まもなく治験に参加できることになり、週に一度通院するだけで本当に3万円ももらえました。無理なくできる仕事であること、自身の体と向き合うこともできる良い仕事だと思います。これからも、長期の休みには挑戦してみたいです。」
「治験モニターというと薬を飲んで変化を見たり、病院に何度も通ったりしなければいけないイメージがありました。でも、ボランティアバンクではいろんなジャンルの治験モニターがあり、化粧品の治験バイトもありました。
化粧品を一定期間使用して変化をレポートするという内容で、安心して最後までやり遂げることができましたよ。治験ときくと少し怖いイメージがあったのですが、ボランティアバンクのおかげで楽しく続けられそうです。これからも、よろしくお願いします。」
「不眠症のための新薬の治験に参加させていただきました。治験は参加したことがなかったのでたくさん不安がありましたが、治験コーディネーターの方が親切に対応してくださったので安心できました。事前の検診の際、医師の方も丁寧に対応してくださりました。
1泊だけでしたが入院するときがあり、その時は薬の副作用について改めて確認してもらえたため、アフターフォローも満足です。看護師の方もフレンドリーで、病院の食事も美味しく食べられました。
自分と同じように不眠で悩んでいる人のための薬がしっかり世に出てくれればよいなと思います。社会貢献ができる、有意義な経験をさせていただきました。」
「昔治験に参加した経験がある友達からVOBを紹介してもらい、自分も参加してみようと思いました。最初は謎の薬を投与されるのではないかと不安感でいっぱいでしたが、実際にやってみたところそんなことはなかったです。
なにより、自分自身の健康管理に対する意識が高まりました。投与する薬の成分や効果、副作用の可能性についてもしっかり説明してもらえたので安心です。また、今後の健康管理方法についてもいろいろご指導いただけました。
普段、忙しいからといって自分の体調をないがしろにしていた部分があったので、今回治験に参加することで見直しが出来て良かったと思います。今後も機会があればぜひ参加したいです。」
「高血圧の治験に参加しました。ちょうどインフルエンザが流行っていたため、血圧よりそちらの心配をしていましたが、担当者様が丁寧に対応してくださったので良かったです。別室で短い待ち時間で受けさせていただくなどご配慮いただけました。
新薬が世に出るためには大変な時間やお金がかかっていると伺っておりましたので、少しでもお役に立てていれば幸いです。」
「前から興味があった治験のモニターに、今回初めて参加しました。自分が受けた治験は、2泊の入院と10日間の通院でだいたい1か月くらいかかる案件です。
初めての治験で入院するのは少し不安でしたが、担当のスタッフの皆さんが親身に対応してくださったので安心して過ごせました。ただ、薬の効果や副作用を調べるためにカフェインやお酒が禁止になったので、少しつらかったです。
通院では採血するだけで作業が終わるので、ほとんど時間がとられませんでした。日常生活で少しだけ気を付けなければいけない部分もありましたが、全体としては安心して参加できたので良かったです。機会があれば、また別の治験にも参加してみたいと思います。」
「片頭痛に悩んでいたところ、ちょうど片頭痛の新薬の治験があるのをVOBさんで発見しました。VOBさんは大手で実績もあり、信頼できるという評判を見ていたのが応募した決め手です。実際、治験で処方していただいた片頭痛の新薬の効果はばっちりでした。
私は持病で喘息を持っていたのでその点が不安だったのです。でも、担当の治験コーディネーターさんもしっかり相談に乗ってくださったおかげで安心して受けられました。
治験の薬と一緒に飲んではいけない薬があるそうです。それを避ければ日常生活にも支障は出ませんが、不安な人はあらかじめ相談してみてください。VOBの担当の方ならきっと、疑問や不安にしっかり答えていただけると思います。」
「数年前になりますが、VOBの案内で治験に参加したことがあります。塗り薬の治験で、気になっていた個所が良くなって報酬ももらえるかもという動機で参加しました。
治験の内容は、毎日塗り薬をつけて、数か月に1回通院したときに採血されるというものです。作業としてはほとんど時間もかからず、単純なので気苦労もありません。病院に行くたびにお金がもらえて、半年ほどの合計の報酬は6万円ほどでした。
治験に応募する際、スタッフの方が塗り薬の治験について詳しく説明してくれたのが良かったです。特に、治験の薬は本当の薬と偽薬が処方される人がいて、データを比較する場合があることは初めて知りました。そのほか、疑問に思ったことは何でも質問できる雰囲気で、ありがたかったです。」
ボランティアバンクに関する悪い口コミ
「ボランティアバンクは、確かに他の治験モニターに比べると案件数が多いと思います。それでも、今のところ自分に合う案件と出会えていません。住んでいる地域柄なのか、案件の内容によるのかはっきりとわかりませんが、登録してからまだ始められていない状態が続いています。
一度で数万円もらえるという魅力に惹かれて登録してみたものの、現実は甘くないんだな~と痛感しています。治験モニターで稼いでいる人はどんなふうに取り組んでいるんだろう?と不思議に思います。もう少し、自分に合う案件が入ってくるかどうか様子を見ようと思います。」
「治験モニターの中には通院タイプの案件もあると聞いて、ボランティアバンクに登録しました。しかし、実際には入院タイプがほとんどで、数週間もしくは1ヶ月ほどまとまった休みを確保できる人にしかできない仕事だとわかりました。
私の場合は、週に数回の通院で収入を得たいと考えていたので、ぴったりな案件がなかなか見つかりません。案件数が多いことで評判になっていましたが、通院タイプの治験を希望している人には向いていないと思います。」
「治験ははじめてで、最初はとても不安でした。新薬開発のための治験で4日間報酬も出るとのことだったので思い切って参加。案内された治験の場所が地元の有名な病院だったので、安心しました。もっと遠くの研究所みたいな場所に行くのかと思っていたのですが、自分の勝手な思い込みだったようです。
治験の新薬は人による臨床試験が初めてとのことで緊張しました。新薬自体は問題なく使えたのですが、効果の確認のための胃カメラがどうしても気持ち悪く、中止してもらうことに。でも、医師の方やスタッフの方はやさしく対応してくれました。
最後まで参加することができなかったのですが、1日分の報酬は貰えたので良かったです。VOBは参加者のことを考えてくれるいい治験会社だと感じました。」
VOB(ボランティアバンク)の運営会社情報
VOB(ボランティアバンク)の運営会社は、東京都港区に所在する「株式会社ヒューマ」です。
以下に、株式会社ヒューマの会社情報を紹介します。
商号 | 株式会社ヒューマ |
所在地 | 東京都港区芝5-31-19ラウンドクロス田町10階 |
電話番号 | 03-3431-1167(折り返し電話番号0120-374-089) |
設立 | 平成14年10月 |
資本金 | 5,600万円 |
代表取締役社長 | 三原酉木 |
VOBに申し込み後、折り返しの電話がかかってくる際にはフリーダイヤルの電話番号が使用されます。
VOBへの登録を行った場合、株式会社ヒューマのフリーダイヤル電話番号をあらかじめ電話帳に登録しておくと、スムーズなやり取りが可能です。
VOBを運営する株式会社ヒューマは、治験に関する様々なサービスを提供するヒューマグループに属しています。VOBは実績のある企業が運営するサイトのため、治験が初めての方でも安心です。
VOBは安心安全に治験を提供してくれるサービス
VOB(ボランティアバンク)の運営会社情報や口コミ・評判、申し込み手順、報酬の受け取り方法などについて解説してきました。
結論、VOBは治験サイトの中でも大手で運営歴も長いため、治験の仕事が初めての方でも安心して利用できます。
治験は短期間で高額な報酬が貰えるだけでなく、新薬の開発を通じた社会貢献もできる仕事です。治験モニターの副業に興味をお持ちの方は、まずはVOBに登録されてみてはいかがでしょうか。