夏休みにプールに遊びに行くとプールを監視している人がいますよね。
夏だけに限らず地域の温水プールに行くと、プールの監視員が安全を確認しています。こうしたプールの監視員ですが、果たしてどれくらい稼ぐことができるのでしょうか。
また仕事はプールの監視をするだけなのでしょうか。このコラムではプールの監視員の仕事内容や給料だけでなく、その評判も説明しています。このコラムを読めばプールの監視員のすべてが分かりますよ。
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ページの目次
プールの監視員の仕事内容は？
プールの監視員としてアルバイトや副業の方が多く働いています。
その仕事内容はプールを監視することです。
プールは何のために監視しているかというと万が一おぼれてしまった人がいた場合、救助する必要があるからです。
プールでおぼれることなんてないと思いますよね。おぼれそうになったら足を付けばいいと思う人が多いのですが、そんなに簡単ではありません。
足がつると痛くて簡単におぼれてしまいます。
また、寒い季節は急に心臓発作を起こす方もいます。
特に地域の温水プールはお年寄りの利用が多いので、心臓発作が起こることがあるのです。このような事態に備えるためにプールを監視しています。このような救助をするためには救助の方法も勉強する必要があります。
主な仕事内容は救命の仕方が中心
上記の内容を踏まえて研修も仕事内容に入ります。
ひとつには救命の仕方についての研修です。
呼吸が止まっている方や心臓が止まっている方にどのように対応をしたらいいのか勉強します。私は研修で人工呼吸の仕方も勉強しました。またAEDもあるのが一般的ですので、AEDについての勉強もします。他にもおぼれた人をプールでどのように救助したら良いか学びました。おぼれて意識が無い人をどのようにプールの外まで運んでいくのか、その運び方があります。また、おぼれていても意識がある方の場合、監視員に抱きついてきて、監視員も一緒におぼれることもあります。そうした際の対処法なども学びます。
施設によっては、プール監視員が施設の運営も兼ねているところがあります。人が倒れるのはプールの中だけとは限りません。更衣室やトイレでも人が倒れている可能性がありますので、交代で確認します。また、プールの場合、定期的にプールから上がる時間がもうけられています。その間に誰かプールに沈んでいないか、プールの中に物が沈んでいないかを確認します。私の場合、こうした点検以外にも放送も担当していました。夏の外プールで監視員だけを担当するところもありますので、何をどこまで担当するのかは確認しておいた方が良いでしょう。
プールの監視員の求人募集はどこにある？
プールの監視員になりたいと思ったときにどこで求人募集を探せばいいのでしょうか。
プールの監視員はアルバイトの紹介サイトから応募できます。ここでは代表的なアルバイト紹介サイトを使って検索した結果を紹介しますが、外のプールもやっている夏休みの方が求人が多いので、今の時期は参考程度にしてください。
バイトル
バイトルでは関東で29件ヒットし、平均時給は985円でしたが、中身をよく見るとプールの監視員のみの募集ではなく、事務スタッフやフィットネスのスタッフの募集も含まれています。プールの監視員のみの募集は少ないと言えます。
タウンワーク
タウンワークでは7件ヒットしました。温水プールでの監視員の募集もありますが、監視だけでなく泳ぎの指導も含まれている仕事が多いです。一つの会社で採用して、勤務先は複数あるという会社が多いようです。
インディード
インディードでは8件ヒットしましたが、地域の絞り込みはしていません。ただプールの監視員のみの検索結果が出ていますので、近くにある施設であれば応募してみるのも良いでしょう。
プールの監視員はどんな服装でするの？
プールの監視員は水着で監視します。
ただ夏でも涼しい日がありますので、タオルを羽織っていたり、パーカーを来ていたりもします。
また、夏の暑い日に備えて帽子をかぶっています。
ただし私は室内のプール監視員でしたので、基本は水着のみでした。
洋服を着ていたとしても何かあった時にすぐに救助できる必要がありますので、洋服も脱ぎやすいものでなければなりません。水着はトランクス型でも競泳水着でも構いませんが、会社によって違い可能性もありますので、確認しておく方が良いでしょう。水着やゴーグルは自分で用意するものですので、プールの監視員として働きたい人は事前に準備しておきましょう。パーカーなどは会社で用意してくれますので、こちらは購入する必要はありません。
プールの監視員に資格は必要？年齢制限はある？
プールの監視員には資格は必要ありません。ただし「救命技能認定証」など救命に関する資格を持っていると給与が高くなる場合もあります。
私が働いていた会社ではそうでした。年齢制限は特にありませんが、救助の練習をすることがありますので、若い方が体力的にも良いでしょう。
プールの監視員の給料は高い？
プールの監視員の時給は1000円程度ですので、特に高くも安くもありません。ただしプールは朝早くから夜遅くまで開いていることが多いので、朝から夜まで働けばかなりお金を稼ぐことができるでしょう。私も朝8時~夜8時まで働いていたことがありました。時間はかなり長く大変でしたが、お金は稼ぐことができました。
プールの監視員の口コミや評判は？
これからプールの監視員をしたいと考えた時に、プールの監視員を実際にやった人の口コミや評判は気になりますよね。
プールの監視員の口コミや評判を調べてみると以下の４つがありました。また私自身もプールの監視員として働きましたので、その時の感想も含めて紹介します。
・意外と暇で困った
監視員として働くプールにもよるのですが、人があまり来ないプールだと仕事がなくて暇だという口コミが多いです。確かに人数が少なければ監視する対象が少ないわけですから暇ですよね。また椅子に座って監視するだけのところもありますから、そうすると睡魔が襲ってきます。実際に椅子に座って寝ている人を目撃したことがあります。
・外のプールでの監視は大変
屋外プールでの監視は思ったよりも大変です。まず夏なのに寒い日もあります。そんな日も水着が基本ですので、寒くて体が冷えることもあります。時には風邪をひいてしまうこともありますので、注意が必要です。また夏なので当然ですが暑すぎる日もあります。そんな日は暑すぎでフラフラしたり、また日焼けで皮膚がヒリヒリと痛くなったりします。特に最近の夏は暑いですので体力的にもきついです。暑さに弱い人は要注意ですね。
・練習は大変
私が働いていたプールがそうだったのですが、営業が開始する前に集合して泳ぎの練習をしていました。泳ぎと言っても救助のための練習なので、立ち泳ぎや横泳ぎ、顔出しでのクロールなど意外とハードな内容です。朝なのですが、一生懸命やりすぎるとそれだけで疲れます。中には朝の練習で気持ち悪くなってしまった人も…。しかも練習が終わってから仕事なわけですから、仕事を始める前にすでに疲れているという状態です。私自身、中学生まで水泳の選手でしたが、その後、ほとんど泳がず20代半ばになってしまったので、とてもきつかったです。だいたい次の日には筋肉痛でした。バイトで筋肉痛というのはあまりないですよね。練習があるのかどうか、また、どれくらいの練習をするのかは事前に確認しておいた方が良いでしょう。
・みんなと仲良くなれる
プールの監視員は若い人が多く、体育会系の人が多いためか、すぐに仲良くなれます。私もすぐに仲間に入れてもらえ、飲み会にも誘ってもらいました。若い人が多いので、出会いもあるようで、プールの監視員のバイトで出会って付き合っているという人もいました。確かにあのノリの良さは面白いかもしれないです。
・ルールを守らない人がいて困った
プールはネックレスやピアスを外すというルールがあったのですが、守らない人や忘れている人もいます。その人に注意して素直に聞いてくれれば良いのですが、中には「なんで外さないといけないんだ」と怒る人もいます。こうした人の対応には大変困ります。外さないとプールに入れないので、最終的には外すことになるのですが、それまでのやり取りが嫌になってきます。私が働いていたプールでは流れている音楽がうるさいという人がいました。水の中なので、ほとんど聞こえないと思うのですが、それでもうるさいというので、その方がいる間は音楽を止めていました。こうしたお客さんの対応は結構大変でした。
・時給が安い
先ほど時給は1000円と書きましたが、場所によってはもっと安いところもあります。実際に時給が安いという口コミがありました。長時間勤務することで、1日でお金を稼ぐことはできますが、時給が安いなら他の仕事をしたいという人も多いようです。お金だけを考えたら他の仕事の方が良いかもしれませんので、なぜプールの監視員をしたいのかよく考えてから応募するようにしましょう。
プールの監視員に向いている人は？
プールの監視員は特に資格は必要なく、年齢制限もないことが多いのですが、プールの監視員に向いている人と向いていない人がいます。
私は子供のころ水泳を習っていて、小さいころからプールの監視員を一度はやってみたいと思って応募しました。私のような人はプールの監視員に向いているでしょう。他にもプールの監視員に向いている人の条件があります。ここではプールの監視員に向いている人の特徴を紹介します。
泳ぐのが好きな人、得意な人
プールでの監視ですから、泳ぐのが好きであったり、得意であったりする必要があります。プールの監視員はおぼれた人を救助するために泳げる必要があるため、泳ぎの練習もします。確かに救助に行ったプール監視員が泳げないでは話になりませんよね。私も仕事の前に泳ぎの練習をしていました。
体力に自信がある人
プールの監視員は泳ぎの練習もあったり、動いて監視する場面もあったりするので、体力に自信がある人でないと難しい仕事です。若い人であれば問題はありませんが、年齢が高い人は体力的にきついときがあります。特に長時間の勤務は大変です。体力に自信が無い人はやめておきましょう。
水着を見られても恥ずかしくない人
前述したようにプールの監視員の服装は水着のみか、水着の上にパーカーやTシャツを切るという腹側になります。水着のみでの監視をする時間もありますので、水着を見られるのは嫌だという人には難しい仕事でしょう。
素早く動ける人
プールの監視員の仕事はプールでおぼれたり、けがをしたりする人がいたら救助するのが仕事です。つまり何か問題が起こった時に素早く動く必要があります。これは意外と難しいもので、「あの人、おぼれているかも」と思ってもプールにすぐに飛び込むのは難しいです。私も一度、そのような時があって、足が前に出ず怒られたことがありました。考える前に体が動くような人には向いている仕事でしょう。
眠くならない人
プールの監視員は監視だけが仕事ではありませんが、監視台に座って監視をする時間もあります。椅子に座り、しかもただ監視しているだけなので、眠くなる人もいます。中には眠っている監視員も…。このような状態では救助はできませんよね。プールの監視員の監視業務は暇に感じることもありますが、それでもしっかりと監視できる人には向いている仕事です。
体育会系のノリについていける方
プールの監視員は水泳をやっていた人が多いので、自然と体育会系のノリになります。カラオケや飲み会などもあり、そうした会に参加するのが好きな人は十分楽しめます。また、仕事の上下関係も厳しく存在しています。その分、中の雰囲気は明るく楽しいものなのですが、こうした体育会系のノリにはついていけないという人には難しい仕事でしょう。
夏場はプールの監視員で副業を楽しもう！！
これまでプール監視員の仕事の内容や給料などを紹介してきました。
給料だけを見ると決しておすすめの仕事ではありません。
ただプールの監視員は若い人も多く、総じて皆さん明るく大変楽しい職場です。救助をする仕事でもあるので、問題が起こった時には大変な仕事ではあるのですが、普段の仕事は楽しくできます。仕事だけでなく出会いも楽しんで、プール監視員の仕事を楽しんでください。
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