ペットシッターという仕事をご存知でしょうか。
最近ではペットを預ける場所としてペットホテルやペットサロンなどがありますが、ホテルやサロンに預けるよりも家で見てほしいという飼い主の方も多いのです。そうした飼い主のために家でペットの面倒を見るのがペットシッターです。
このコラムではペットシッターはどのような仕事をするのか、また副業として行った際に稼ぐことができるのかなど説明していきます。
このコラムを読めば、ペットシッターの仕事内容はもちろんのこと、どれくらいの収入を得られるのか、メリット・デメリット、またペットシッターに向いている人まで分かりますよ。
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ページの目次
ペットシッターの仕事内容は?
ペットシッターの仕事は飼い主の自宅で行うわけですから、まず自宅まで行く必要があります。
そこで打ち合わせをして、えさのやり方から散歩の仕方、さらには水の上げ方、トイレのさせ方まで教えてもらいます。
その後、ペットを預かって飼い主の方と同じようにペットを見てあげるのが仕事です。また、ペットが家を汚してしまったら掃除をするのも重要な仕事です。
飼い主の方が帰ってきたときに家が片付いていればそれだけで評価は高くなるでしょう。
ペットシッターの利用料はどれくらい?
ペットシッターの利用料はどれくらいか知っていますか。
ご自身で利用したことがある方は詳しいとは思いますが、利用したことが無い人はいくらか分からないと思います。
ペットシッターの場合、犬の大きさによって料金が変わるのが一般的で、だいたい1時間2500円~4000円の間になります。この他にも登録料や出張費がかかりますので、実際の値段はもう少し高くなります。
ペットホテルは1泊2日で1500円~5000円程度ですので、ペットシッターの方が割高です。それでもホテルのように環境が変わるとストレスがかかるペットにとってはお金を払っても利用すべきサービスだと言えます。
ペットシッターに資格は必要?
ペットシッターには資格は必要ありません。
しかし、ペットシッターとして開業するためには東京都福祉保健局が管理する「動物取扱責任者」の要件を満たす必要があり、そのために資格も取得する必要があります。
資格を持っていなくてもできる仕事ですが、資格を持っていることで信頼性が増すこともありますし、その分、料金も上乗せできます。
「動物取扱責任者」の要件を満たすためだけでなく、自分の勉強のためにも資格を取るのは良いかもしれません。
通信講座でも資格を取得することができるものもありますので、以下の資格一覧の中から選ぶのをおすすめします。
「動物取扱責任者」の要件も満たしている資格例
資格 | 団体名 |
愛玩動物飼養管理士(1級・2級) | 公益社団法人 日本愛玩動物協会 |
愛犬飼育管理士 | 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ |
家庭犬訓練士(初級、中級、上級、教師) | 一般社団法人 全日本動物専門教育協会 |
家庭動物管理士 | 一般社団法人 全国ペット協会 |
認定ペットシッター | ビジネス教育連盟ペットシッタースクール |
ペットシッター士 | NPO法人 日本ペットシッター協会 |
ペットシッターの求人募集はどこにある?
ペットシッターとして働きたいと思ったときにどのように探せばよいのか分からないという人もいるかと思います。ペットシッターの求人はアルバイトサイトとペットシッターの会社で募集していますので、そちらに応募すればペットシッターとして働くことができます。ここでは代表的なアルバイトサイトの求人情報とペットシッターの会社の求人情報を紹介します。
インディード
インディードの求人情報を東京で絞り込んで検索したところ、31件の求人情報がありました。求人の中身を見てみるとペットシッターではありますが、訪問してのペットシッターだけでなくペットサロンやペットホテルでペットの面倒を見るという内容の仕事も含まれています。自宅に訪問してのペットシッターをご希望の方は仕事内容をよく確認したほうが良いでしょう。時給は平均1264円で正社員の募集をしているところもありますので、正社員として働きたい方にも良いでしょう。
インディード
タウンワーク
タウンワークでペットシッターの仕事を検索したところ1件ヒットしました。インディードの場合、ペットホテルやペットサロンでのペットシッターも含まれていましたが、タウンワークは自宅を訪問するペットシッターのみが検索結果に出てきていますので、1件しかヒットしなかったと考えられます。時給は1300円~ですので、決して安くはありません。ペット好きにとってはとても良い仕事でしょう。
タウンワーク
ペット求人ナビ
ペット専用の「ペット求人ナビ」というホームページがあります。こちらはペット専用の求人ですので、ペット関連の募集が多いのが特徴です。今回は27件の求人がヒットしていますが、同じ会社で勤務地が違うという募集が多いです。また勤務地は東京だけでなく全国ですので、時期にもよるかと思いますが、ペットシッターそのものの仕事はそれほど多くないかもしれません。時給は1000円~のところもあれば、2000円~のところもありますので、よく内容を確認して応募するのが良いでしょう。
ペット求人ナビ
オレンジペットシッター
ペットそれぞれに合わせたお世話のサービスを提供している会社です。こちらでペットシッターを募集しています。時給は1800円ですが、交通費込みです。正社員への登用もあるようです。主な勤務地は東京・神奈川・大阪です。該当地域に住んでいる方で、ペットシッターの仕事をしたい、正社員として働きたいという方は応募してみても良いでしょう。
オレンジペットシッター
https://orange-petsitter.com/recruit/
ペットシッターの給料は高い?
ペットシッターを副業として行った場合、時給は1000円~2000円ぐらいです。
基本的には1匹に1人のペットシッターが付くわけですから、ペットシッターの利用料を考えればそれぐらいの時給になります。
社員として勤務した場合は300万円ぐらいですので、決して給料が高い職種だと言えません。ただ副業として考えた場合、飼い主の方に気に入ってもらえればリピートしてもらえますし、一人で2匹の面倒を見るなどして単価を上げることもできます。
また、長期休みなどは割増料金を請求している会社もありますので、その分、時給も高くなり、給料もアップします。副業として空き時間を上手に利用すれば月に5万円程度であれば稼ぐことができます。
ペットシッターの口コミや評判は?
ペットシッターの仕事は信頼第一の仕事です。
少しでも信頼を損ねると次の仕事を頼まれないどころかクレームの電話を会社に入れられることもあります。また、現在、ペットは飼い主にとって家族です。家族の世話をするわけですから、家族の世話をするわけですから、その要望に応えるのが大変だという方もいるようです。
ペットシッターの仕事をした人だけでなく、ペットシッターを頼んだ人の口コミを読むと分かりますが、ペットの世話を頼むのに要望したとおりにできていないというクレームが多いです。飼い主との関係が大変な仕事なのが口コミや評判から分かるでしょう。
ペットシッターのメリットは?
ペットシッターには次のような3つのメリットがあります。
これらのメリットをよく読んでさらに後述するデメリットも考えつつ、ペットシッターをやってみたいと思った方は応募してみましょう。
資格を取る必要がない
ベビーシッターには開業するのではない限り、資格は必要ありません。
そのためこれからベビーシッターをしたいと思えば誰でもベビーシッターになることができます。
もちろん資格を持っていた方が飼い主の方も安心するので良いのですが、まずは動物が好きなのが第一条件です。特に動物のお世話をするのが好きな人にはおすすめの仕事でしょうか。
動物とたくさん触れ合える
ペットシッターはペットの面倒を見るわけですから、動物とたくさん触れ合うことができます。
動物が好きな人には大変良い環境だと言えます。ただし、動物の種類はたくさんありますし、ペットによっては面倒を見るのが大変な場合もありますので注意は必要です。
自由な働き方ができる
ペットシッターの仕事は仕事の依頼があれば働くというスタイルを取ることもできますから、週末や長期休みの時だけ仕事をするというやり方もできます。こうした自分の空いている時間を有効に使える仕事は副業としても選択しやすいでしょう。
リピーターを得られればストレスなく働ける
飼い主の方たちは自宅にペットシッターの人に来てもらうわけですから、信頼できる人にお願いしたいと考えるのが一般的です。また、動物たちも慣れている方の方がストレスなく生活できます。そのため、飼い主の方に信頼できる方だと認められればいつもあなたにペットシッターを頼むようになります。
リピーターの方を増やしていくことで、収入が安定するのはもちろんのこと、ストレスも感じずに働くことができます。
ペットシッターのデメリットは?
ペットシッターのメリットについて先ほど述べましたが、ペットシッターにもデメリットがあります。
こうしたデメリットとメリットの両方を比較して、ペットシッターの仕事について考えてみましょう。
収入が不安定になる
ペットシッターの仕事は自由に働ける半面、収入が不安定になるという面があります。
基本的にはペットシッターをお願いされて初めて、収入になるわけですから、ペットシッターを依頼する人がいなければ収入になりません。リピーターを得られない人は収入が不安定になるというのはデメリットのひとつでしょう。
休みの時に働く必要がある
ペットシッターを頼むのは土日に出かけたり、長期休みに出かけたりするためです。つまり、多くの方が休んでいる時にあなたは働く必要があります。
もちろん、副業として本業が休みの日に働くつもりの人は良いですが、平日に働きたい、長期休みや土日には働きたくないという方にはデメリットになるでしょう。
自宅に行くので飼い主との関係が難しい
自宅に行ってペットの面倒を見るわけですから、相性が良い飼い主の方とはストレスなく付き合えますが、相性が合わないと大変です。
特にペットは家族の一員なわけですから、飼い主の方の要求が多いこともあります。また自宅で面倒を見るわけですから、気を遣わなければなりません。これは人とのコミュニケーションが苦手な人にとってはデメリットでしょう。
ペットシッターに向いている人は?
ペットシッターのメリットとデメリットについて述べましたが、ペットシッターをやりたいと思っても、ペットシッターには向いている人と向いていない人がいます。
ここではペットシッターに向いている人の特徴を紹介します。
動物が好きな人
動物とたくさん触れ合える仕事なわけですから、動物好きな人はペットシッターに向いています。
ただしただ好きなだけではダメです。
ペットシッターはペットの世話をするのが仕事です。ペットの世話をするのも好きだという人が向いている仕事でしょう。
飼い主とコミュニケーションが取れる人
ペットシッターはただ動物が好き、ペットの世話を好きなだけでは務まりません。
飼い主の方に信頼されてこそ成り立つ仕事です。
どのようにペットの世話をすれば良いか、その飼い主の方の要望を聞いて、その通りにお世話をする必要があります。そうした要望通りに世話ができなければクレームになる可能性も高いですし、次もあなたに仕事を頼むということはありません。人とのコミュケーションに自信がある人にこそ向いている仕事だと言えるでしょう。
責任感のある人
ペットシッターの仕事は飼い主の自宅に伺ってする仕事です。そのため飼い主が見ていないわけですから、手を抜こうと思えばどこまでもできます。
また、自宅に行くわけですから、家の中のものを盗むということもできてしまうわけです。そうしたことはせずにしっかりと仕事ができる人に向いている仕事でしょう。
ペットシッターで自分も癒されよう!!
ペットシッターは動物と触れ合う仕事です。
飼い主とのコミュニケーションが大切ではありますが、動物と触れ合う時間が長く、動物好きの人は癒されるのは間違いありません。
仕事をしてお金ももらえ、自分も動物に触れ合うことで癒される。「ペットシッターは自分に向いている!!」と思った人は、ぜひペットシッターの仕事をしてみてください。
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