リビンマッチ（旧：スマイスター）は、不動産売却を考えたときに利用できる一括査定サイトのひとつです。
運営会社は現在「リビン・テクノロジーズ株式会社」ですが、かつては「株式会社シースタイル」という社名でした。2018年6月に社名が変更され、同じ年の11月にサービス名も「スマイスター」から「リビンマッチ」という名称に変わっています。
不動産一括査定サービスはふだんの生活にあまり馴染みがないことなので、「評判はどうなの？」「どうやって使えばいいの？」という不安がつきものです。そんなときには、利用前に特徴や口コミを知ってくと安心して利用ができるようになります。
それでは、リビンマッチの特徴や評判を具体的に見ていきましょう。
リビンマッチはどんなサービス？
リビンマッチは、一般的な不動産売却だけでなく、買取や任意売却、土地活用、リノベーション、賃貸管理など、不動産の悩みの解決を網羅した不動産総合サイトです。
不動産を「売る」という経験は、一生のうちでもそうあることではありません。慣れていないからこそ、売るときの悩みや不安は必ずあるでしょう。
まず、初めに悩むのが不動産会社選び。「どこに頼めばいいかさっぱり分からない」と、不動産を売却したくても、なかなか先に進めずに困っている人もいます。
リビンマッチでは、サイト上で複数の不動産会社に査定を依頼できるサービスを展開しています。
「不動産会社に訪問する」という緊張もなく、在宅だけで査定依頼ができます。インターネットがあれば査定依頼ができ、その後はメールや電話などのやり取りを通じて不動産会社選びができます。
リビンマッチの良い点
リビンマッチは、たくさんの一括査定サイトのなかでも満足度高めです。選ばれる理由となる良いポイントについて見ていきましょう。
国内最大級！登録業者数が多く全国を網羅しているサイト
リビンマッチに登録しているのは、国内1,400以上にも及ぶ不動産会社です。
数ある不動産査定サイトのなかでも最大規模の登録業者数と言えるでしょう。誰もが耳にしたことがあるような大手の不動産会社はもちろん、地元密着型の不動産会社も。東京や大阪、福岡を中心として、それ以外のエリアの加盟店も多数のため、都市部や郊外問わず、査定依頼が可能となっています。
また、加盟店がいない地域の不動産売却の査定依頼があっても、周辺エリアから対応ＯＫな不動産会社を探してくれるとのこと。遠方にある不動産売却に悩みを抱えている人も使いやすく、首都圏から離れた実家の売却なども相談できます。
手間がかからない一括査定依頼
簡単な情報入力だけ、それに24時間いつでも自分のタイミングで一括査定依頼ができて便利です。
インターネットがあればどこでも査定依頼の入力できるので、日中の隙間時間はもちろん、残業を終えて帰宅した後などちょっとした隙間時間を利用できます。
個人情報が徹底的に保護されているプライバシーマークつき
査定依頼で売主の名前や住所を入力していきます。そのため、インターネットを通じて情報が漏れないか不安という人も多いかもしれません。リビンマッチの強みは、プライバシー保護を厳重に管理している点です。
運営している「リビン・テクノロジーズ株式会社」は、プライバシーマークをしている会社。プライバシーマークとは、お客様から得た個人情報が漏洩しないように管理が徹底されている企業であるという証明です。
個人情報の保護には、会社全体で保護を徹底しているため、安心して使えそうですね。
コンテンツが充実して魅力的
リビンマッチは、不動産売却したい人が知りたい情報が満載のサイトです。国のデータをもとにした不動産売却の相場、売却前に覚えておきたい不動産用語集などのページがあり、事前知識として読むことができます。
また、不動産売却に関する基礎知識がコラムとして多数公開されています。読んでいくなかで自分の不動産売却に関係ありそうなコラムに遭遇することも…。自分の状況に合ったコラムを一読しておくと今後の売却活動のなかのヒントになるかと思います。
リビンマッチの悪い点
ここまでリビンマッチの良い点をお伝えしましたが、利用するならマイナスポイントとなる「悪い点」も頭に入れておきましょう。
良くない不動産会社もまじっている可能性
リビンマッチは、他の不動産一括査定サイトと比べると登録業者数が多いメリットがあります。「たくさんの業者から選べる」のは売り手にとって魅力となる点ですが、数が多いからこそ、一方では注意しなければならないところも。
そもそもリビンマッチでは、不動産会社が加盟する時点で「信用に値する会社か？」と入念なチェックをしています。ほとんどの会社はそれを満たしている優良な業者と言えるでしょう。
ただ、なかには、「この不動産会社に任せても大丈夫…？」と疑問を感じる業者もいるかもしれません。それに、「知名度のある不動産会社だから安心」と思っても、担当する人との相性が悪いケースも考えられます。
業者の一方的な流れに飲み込まれないように、事前にある程度の不動産知識を覚えておくことが大事です。
業者からの電話連絡が多めとなる
リビンマッチの特徴のひとつとして、「最大6社まで同時に一括査定ができる」というのがあります。一気に6社もの不動産会社に査定を依頼できるのは手間なく便利な魅力点です。
ただ、それにともなって不動産会社から営業電話が増えることは把握しておきましょう。
「やり取りがとても面倒」と感じるかもしれませんが、電話を通じて不動産会社の担当者の人となりが見えてくるものです。何社かとのやり取りを比べていくことで、「この業者のこの対応が素晴らしい」と依頼の決め手となることもあるでしょう。
営業電話が増えるのはデメリットにも思えるかもしれませんが、逆に「不動産会社を見極められるチャンス」とプラスに考えてみるのもひとつの方法です。
リビンマッチの評判
サイトの母体となる会社がしっかりしていることもあり、リビンマッチの評判は上々です。現時点で運営実績が約12年と長く、その間に手掛けた査定依頼や相談件数がかなりの数。また、リビンマッチを通じて円満な不動産売却ができたという人も多く、顧客満足度が高いサイトである調査結果も多方面で公開されています。
リビンマッチの口コミ
まずは、良い雰囲気の口コミをいくつか紹介します。
- 不動産会社からのレスポンスがスムーズだった
- 依頼後たった数時間で4社からの査定結果が届いた
- ほかで「売りづらい」と言われた物件が、リビンマッチで出会った不動産会社が売却してくれた
- 遠方に所有していた不動産の売却が思ったよりもスムーズだった
- 数社の査定を比較して、理想に近い価格で売ることができた
リビンマッチに登録している不動産会社の数は、業界最大級とも言われています。
対応できる不動産会社の数が多いことが、査定依頼から結果が出るまでのスムーズさに繋がっているようです。売却実績が豊富な不動産会社もたくさん在籍しているため、ほかで断られた売りにくい状況の物件も、ノウハウを持っている不動産会社が売ってくれる可能性が大きいと言えるでしょう。
一方で悪いイメージの口コミを参考にするのも大事なことです。利用者の声を参考にするとき、つい「好意的な口コミ」を中心に見てしまうかもしれません。サービスの特徴を知るためにも、悪い方の口コミも見ておきましょう。
- 実際には2社だけの査定だった
- 査定後の電話がしつこく感じた
最大6社の見積もりができるという魅力があるリビンマッチですが、地域によっては登録不動産会社の数が少なめで「最大」の査定は得られないこともあるようです。
また、査定後の電話を悪いイメージに感じる人もいるかと思います。前述しましたが、不動産会社からの電話を通じて自分に合った業者を選べるメリットも同時にあります。
この業者に依頼したくないと感じた時点で、「しっかり断る」「曖昧な態度を取らない」など、電話連絡がしつこくならないような対策が必要なのかもしれませんね。
リビンマッチ利用の手順や流れ
ここまでリビンマッチの特徴を紹介してきましたが、利用する流れについても知ってきたいところですよね。
利用するのはとても簡単で、次のような手順で査定を申し込むことができます。
＜主な流れ＞
- 「分譲マンション」「一戸建て」「土地」など、物件の種別を選択する
- 不動産の存在する県・市区町村・町名を選ぶ
- 依頼する人の名前や住所等の情報を入力する
- 査定依頼する不動産会社への要望などがあれば入力する
査定依頼まで「最短45秒」と謳われていますが、これは基本的な事項だけのケースと言えるでしょう。
上記④の手順において、細かい情報や希望を任意で入力していくことができます。
「電話連絡はこの時間帯にして欲しい」「物件には3台の駐車場がついている」など、基本フォームにはない点を細かに入力していくともう少し時間がかかってしまうかもしれませんが、いずれにしても数分あれば簡単に査定依頼ができます。
リビンマッチのまとめ
一度に複数の不動産会社に一括で査定依頼ができるリビンマッチは、忙しい現代人に合った売却スタイルとも言えます。ただ、実際に使うとなると不安や疑問がた出るものなのかもしれません。
今回、リビンマッチの特徴や口コミに関する情報をいくつかお伝えしました。リビングマッチの利用について不安がなくなったのではないでしょうか。
総じて「売却できて良かった」という声が多く、顧客満足度が高いサービスと言えそうです。
